Title  森林とふるさと  Note  峡南 平成元年4月1日  山梨県鰍沢林務事務所 発行  Subtitle  「峡南から見た富士山」  Description  峡南地方の平らなところでは、ごく一部の地域を除いて富士山を見ることはできません。それだけに重なる山々の間から顔をのぞかせる富士山や、あせを流してのぼった山の上で、その姿を見つけた時の喜びは大きいものがあります。  富士山との出会いは、人にやすらぎと勇気とロマンを与え、多くの芸術や信仰を生み出しました。  西行法師(1118-1190)は、新古今集の歌人の中で、最も多い94首がのせられていることで有名です。富沢町には、西行や西行峠の地名があり、昔、西行法師が全国を旅している途中に、この地をおとずれたという言い伝えや、それに関する話も伝わっています。  富士山と西行法師をえがいた「富士見西行の図」は、ここからえがいたものだと云われていますが、確かなことはわかりません。  下の図は、江戸時代初期の画家、狩野探幽の「富士見西行の図」です。  End   底本:  西行峠の伝説と文学   発行:  平成二年三月三十一日   編者:  富沢町/富沢町教育委員会   発行者: 富沢町/富沢町教育委員会   国際標準図書番号:   入力::   入力者: 新渡戸 広明(info@saigyo.net)   入力機: Sharp Zaurus igeti MI-P1-A   編集機: IBM ThinkPad s30 2639-42J   入力日: 2003年12月11日  校正::   校正者: 大黒谷 千弥   校正日: 2003年12月14日  $Id: sinrin.txt,v 1.5 2019/07/09 02:30:53 saigyo Exp $