天地明察 虎口

今日も他人の褌である。

後深草院二条Link 」−中世の最も知的で魅力的な悪女について− 鈴木小太郎氏の、「鎌倉時代史掲示板Link 」Japanese Medieval History and Literature の記述。

====以下引用
法華寺の鳥居Link 投稿者:筆綾丸 投稿日:2010年 4月28日(水)20時21分11秒
Wikipedia/冲方丁Link
冲方丁氏『天地明察』は実に面白く、筆名は変ですが、才能のある作家ですね。
数カ所、誤謬がありますが、出版社の校正係がちゃんと直してあげないと、いけません。これだけの秀作は、そうは出ないのですから。

?「城の虎口」(37頁)のフリガナが「ここう」となってますが、普通は「こぐち」と読みますね。
?「寺社奉行と、儀式を司る奏者番と兼ね」(60頁)とありますが、寺社奉行は加役で奏者番は本役だから、「儀式を司る奏者番で寺社奉行を兼ね」とすべきですね。
?「(保科正之の)従三位下中将」とありますが、三位以上は正従だけで、上下はないですね。
?出羽村山郡の白岩一揆に関して、ここは酒井家の分家である酒井長門守忠重の所領であったとありますが、作品中に酒井家は酒井雅楽頭忠清しか出てこないので、誤解を招くおそれがあります。この酒井は左衛門尉家の分家だから、雅楽頭家の酒井とは関係ない旨、明記したほうがいいですね。

補遺Link 投稿者:筆綾丸 投稿日:2010年 4月29日(木)16時08分46秒
『天地明察』補遺
?447〜448頁に、老中稲葉正通が「このとき・・・京都所司代でもあった」とありますが、幕府の職制で、老中が京都所司代を兼務することはありえないでしょうね。
?「(加賀藩主・前田)綱紀の娘の嫁ぎ先である西三条家」(464頁)とありますが、三条西家でしょうね。
Wikipedia/稲葉正往Link
Wikipedia/三条西家Link

『天地明察』、映画化されるといいですね。
====以上引用
 
日本史は()昔から苦手だったからなぁ・・・。なんともコメントのしようがありません。

Wikipedia/虎口Link
虎口(こぐち)とは中世以降の城郭における出入り口のことで、「こぐち」には狭い道・狭い口という意味がある。「小口」とも書く。「虎口(ここう)」とよむ場合は、中世の戦場や陣地における危険な場所を意味する。

んー。城郭ヲタク以外には判らん言葉だなぁ。重箱読みは普通しないよなぁ。IMEでは出てこないぞ!ロンブーの田村淳には、まるっとお見通しだったに違いない。

     

— posted by nitobe at 12:38 pm   commentComment [2] 

この記事に対するコメント・トラックバック [2件]

CID1399139375 うなぎ — 2014/05/04@02:49:35

重箱読みも湯桶読みも、結構ありふれていると思いますよ?
碁方碁所とか。なんぴとたりとも、とか。
いま厳密に区別するのは、近代日本語形成過程の影響ではないでしょうか?

まあ、虎口は江戸時代軍学のいかがわしい臭いがしますね。
ただの小口に厳めしい字を当てただけのような。

CID1399432447 2&3=nitobe — 2014/05/07@12:14:07

うなぎさんいらっしゃいませ。
>重箱読みも湯桶読みも、結構ありふれていると思いますよ?
確かにそうなんですが、初見の場合とりあえず音音読みでお茶を濁しておくという悪い癖ですね。明らかに私の勉強不足です。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」が頭をよぎりましたと言い訳しておきます。

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