八上神社 写真情報

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 くまのへまゐりけるに、やがみの王子の花おもしろかりければ、
 社に書きつけける
まちきつるやがみのさくらさきにけりあらくおろすなみすの山かぜ
(「山家集」(陽明文庫蔵))
(新編国歌大観 第三巻 私歌集編Ⅰ 歌集)

撮影日:  2007/07/25
撮影場所: 和歌山県西牟婁郡上富田町岡
撮影者:  新渡戸 由佳
撮影機:  Nikon D40X / AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II

「口熊野かみとんだ探訪」口熊野かみとんだ探訪




「八上神社由緒略紀」八上神社由緒略紀


史跡 八上王子跡
和歌山県指定文化財
指定年月日 昭和三十三年四月一日
熊野九十九王子の一つで三栖山王子と稲葉根王子の中間にあたる。
八上の名は紀伊続風土記に、八上は谷上の義なるべし、とあり三栖山王子
への、この谷の奥より山越えにつづいていた。
天仁二年(一一〇九)年の中右記、建仁元年(一二〇一)年の熊野御幸記
によっても、この王子は古くから尊敬されていたことがうかがえる。
西行法師が、待ちきつる八上の桜咲きにけり、あらくおろすな三栖の山風
と詠んだのも、この社頭で境内の一隅に、その歌碑が建てられている。
                     和歌山県教育委員会
                     上富田町教育委員会
                     八上神社(告示板参照)
【以下略】


「説明板」八上王子跡説明板


八上王子跡
 天仁二年(一一〇九)、に熊野参詣をした藤原宗忠は、十月二十二日、
「田之陪」(田辺市)王子に奉幣後、萩生山口で昼食をとり、山を越えて新王
子社に参拝しています。この新王子社は地理的に見て、八上王子社だと推定さ
れます。西行が熊野参詣の途中に立ち寄り、「待ちきつる八上の桜さきにけり
荒くおろすな三栖の山風」という歌を詠み、社殿に書き付けたことで知られる
王子社です。西行と同じく、歌人として著名な藤原定家も、建仁元年(一二〇
一)十月十三日、後鳥羽上皇の参詣に随行して「ヤカミ王子」に参拝しました。
藤原頼資は承元四年(一二一〇)四月二十八日、大風雨の中、修明門院の参詣
に随行して、この王子社に参拝しており、王子社名を「八神」と書いています。
江戸時代には八上王子社といわれ、拝殿と経堂が設けられていました。明治時
代に八上神社となり、現在に至っています。十一月二十三日の例祭で奉納され
る獅子舞は、県指定の無形民族文化財です。
問合わせ 上富田町教育委員会

説明板より


「新・待ちきつる碑」新・待ちきつる碑


 熊野へまゐりけるに
  八上の王子の花
  おもしろかりければ
  やしろに書きつけ
  ける
待ちきつる
  八上のさくら
  さきにけり
あらくおろすな
  三栖の山風
     西行

「旧・待ちきつる碑」旧・待ちきつる碑









「西行法師 八上王子参拝絵巻より」西行法師 八上王子参拝絵巻より


鎌倉時代中期 土佐経隆の画作

素材集
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